とにかく骨を処分したい人必見

火葬場から骨を持ち帰りたくない!ゼロ葬・焼き切り


通夜も告別式も行わず火葬だけして、火葬後の遺骨も持ち帰らないことをゼロ葬と言います。
火葬後にお骨拾いもしないため、火葬場に遺骨の処分を任せる方法で、お通夜・告別式・お骨拾いと一切の宗教的儀式を行わず、究極的に簡素な葬送の方法です。

ゼロ葬が難しい理由

遺骨を持ち帰りたくない人は少なからず居て、ゼロ葬にはある一定の需要があります。
それにも関わらず、なぜ難しいのでしょうか。

0葬は西日本でしかできない

火葬後はお骨拾いをして故人の遺骨を骨壺に納めますが、このとき東日本では『全収骨』、西日本では『部分収骨』となります。
西日本では全ての骨を持ち帰る訳ではないので、火葬場で骨を処分することが前提なのです。


東日本で使用される骨壺のサイズは7寸で、一部地域によっては8寸の所もあります。
いっぽう西日本で一般的に使用される骨壺のサイズは6寸です。

6寸と7寸では大きさはさほど変わらないと思われるかもしれませんが、6寸の容量(約5,341㎤)と7寸の容量(約9,878㎤)では倍近く違います。
そのため、6寸の骨壺に部分収骨する西日本では、骨壺に入りきれない骨を火葬場が処分します。

このことから、そもそも処分することが前提なら、収骨拒否をして持ち帰らなくともいいだろうというのがゼロ葬の考え方です。
とくに西日本では部分収骨で遺骨を処分することは当たり前のため、収骨拒否をしたい場合受け入れられやすいということもあります。

東日本の人が0葬をするなら遺体を西日本に運ぶ?


東日本ではゼロ葬ができないとなると、西日本で火葬するしかありません。

遺体を運ぶ方法は色々ありますが、長距離搬送するなら少なくとも10万円はかかるとみてください。

一般的に遺体は近隣の火葬場で火葬することがほとんどですので、霊柩車を使って搬送されます。

ですが県外などの遠方で亡くなった方を遺族の元に運んで葬儀を行うこともありますので、長距離の搬送が行われる場合もあります。
この場合は車だけではなく船舶や航空機を用いて搬送されることもあります。

葬儀社や遺体搬送の専門業者に長距離移動を依頼するとかなりのお金がかかりますが、だからといって遺族が自分で搬送することはおすすめできません。
遺体の扱いの知識がない素人が長距離移動するのは難易度が高すぎるため、専門家に任せたほうが安心です。

遺体を搬送する費用

遺体の搬送には費用がかかります。
移動距離が増えるほど費用負担も高額になります。

車両搬送の場合の費用の相場

移動距離 費用
300km 約11万円~13万円
500km 約15万円~17万円
700km 約28万円~32万円

※これに追加してドライアイスの費用がかかります。
※タクシー等のように、深夜や早朝は割増料金になります。

航空機搬送の場合の費用の相場


国内間の搬送であれば、約20万~30万円が相場となります。
航空機の費用にはドライアイスの料金が含まれていますが、この費用は空港までの金額のため、空港から火葬場まで車両搬送する場合は別途費用が発生します。

搬送距離が700~800kmを超える場合は航空機搬送の方が費用を抑えることができます。

船舶搬送の場合の費用の相場


東京都の港湾から伊豆諸島(約110kmの距離)へ船舶で搬送した場合の輸送費用は約15~25万円が相場です。

ドライアイスの料金は含まれていますが、伊豆港湾から火葬場まで遺体を車両搬送するのは別途費用が必要となります。

離島で空港のない場所は仕方ありませんが、西日本への長距離輸送を考える場合は航空機輸送の方がおすすめです。

西日本でも自治体によっては収骨義務がある

西日本では残骨の処分を前提としていますが、遺骨の処分にもお金はかかりますので、やはり収骨拒否をする人が増えれば困ることもあります。

そのため、自治体により条例で定められている場合や、『うちで火葬するなら収骨拒否はできません』などその火葬場の規約によって収骨拒否できないこともあります。

ゼロ葬はゼロ円(無料)ではない

収骨拒否はできるけれども、遺骨の処分料として数万円など支払いが必要な火葬場もあります。

つまり西日本で火葬したとしても、必ずしもゼロ葬ができるわけではありませんし、無料で収骨拒否できるとも限りません。

骨が残らないように焼けないの?

海外の火葬は灰になるまで焼くって聞いたけど?
日本でもそうしたら持ち帰らなくていいんじゃないの?

遺体を骨も残らないように焼き尽くしてしまうことを焼き切りと言います。
高温で長時間かければ技術的には可能で、骨の形はいったん残ったとしても、触れれば粉々になるくらいもろくなります。
アメリカ等の海外ではこのような高温で火葬しますが、日本では遺骨が残るように焼くため、火葬の際の温度や時間が異なります。

高温で長めに焼けばいいんじゃないの?

そう考えますよね。でもそうはいかない事情があるんです

高温焼却は炉が劣化してしまう!

骨を持ち帰りたくない方は、『高温で長めに焼いてもらえばいいじゃん』と思うかもしれません。
しかし高温長時間焼却は炉が痛むため日本ではできません。焼き切りできるような炉の作り方をしていないためです。
実際、続けて使うと傷みやすいため、全ての炉を毎日使うようなことはせず、日替わりで交代で炉を休ませながら使用します。

ですので、もし焼き切りの要望があっても受け付けてもらえません。

追加料金を払ってもダメなの?

多少なら追加料金を払ってでも焼き切りをしたいという方もいると思いますが、誰か一人受け付けるとその他の人を断ることが難しくなります。
炉が痛んでは火葬そのものができなくなりますし、焼き切りで対価をもらうより、炉を作り直す方がはるかに費用がかかります。
焼き切りを受け付けてくれる火葬場を検索しても検索結果が出てこないのはそういう事です。

でも骨壺なんて家に置いておきたくないんだけど…
捨てたら遺棄になるし、お墓はお金がかかり過ぎるし…
扱いに困ったご遺骨を39,800円で手放す方法があります

39,800円で不要な遺骨を処分する方法

遺骨は永代供養のお墓に入れない限り、自宅で持っておくしかありません。
永代供養はすごく高価だと思うかもしれませんが、合同墓に納骨するのであれば5万円で済みます。
遺骨を持ち運ぶ必要もなく、ゆうパックで霊園まで郵送し、受け取った霊園が納骨してその後の管理を全て行うというものです。
このサービスを送骨といいます。


送骨なら骨壺を抱えて長距離を移動する必要もありませんし、納骨後の法要のことも考える必要はありません。
39,800円の料金には配送料・埋葬料・永代供養料・維持管理費すべてが含まれているため、追加費用も必要ありません

送骨の申し込みをすると、配送用のキット(段ボール箱、緩衝材、配送用伝票等)が送られてきます。
これらを使って骨壺を梱包し集荷依頼をすれば、あとは自分の手を離れて、遺骨の処分をお任せすることができます。

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